keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩が趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

【分析】小池都知事が再選された理由

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先日の都知事選で小池都知事が圧勝しました。NHK出口調査の記事もみながらその理由を考えて見ました。ご興味あればお読みくださいませ。

 理由1 候補者が小粒すぎた


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(出典 毎日新聞

今回の小池さん以外の候補者は、何回も都知事選に出馬するが敗北している宇都宮氏、エキセントリックな山本氏、知名度なく維新にすがった小野氏と対抗馬となる人がいませんでした。

後述のように、小池さんはコロナ対応で発信を増やし、国と対決姿勢を作り戦いを有利に勧めたが、仮にそれがなかったとしても再選は間違いないほど相手が小粒です。

これはNHK調査結果からも読み取れます。

(支持政党が)立憲民主党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは宇都宮さんで40%あまり、次いで、30%あまりが小池さんを支持

日本維新の会と答えた人のおよそ40%が小野さんを支持し、20%台後半が小池さんを支持
共産党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは宇都宮さんで60%台後半、次いでおよそ20%が小池さんを支持

支持政党が推薦する候補者を支持した人は4~6割にとどまり、小池さんを支持する人も相当数の2~3割存在しました。それほど、候補者が小粒で有権者を惹きつけられなかったということだと思います。

理由2 敵をつくり戦う姿勢を見せた

4月上旬、緊急事態宣言をなかなか行わない国に対して圧力をかけたり、緊急宣言の自粛要請対象の業種について、西村担当大臣とやりあったり、敵を作り戦う姿勢を見せました。

意図してか、天性の勘なのかわかりませんが、これが彼女のうまいところです。小泉首相と同じですね。

※7月13、14日の管官房長官の「コロナは東京問題」(まさにそのとおりと思いますが…)との発言に対し、Gotoキャンペーンの整合性問題で切り替えしたことも、まさにこの敵を作り戦う姿勢そのものです。

これは都民の思いと一致していたので、共感を得たと思います。私もこの時点では小池さんを見直していました。都民を守るための行動であれば、ケチをつけるつもりはありません。

しかし、そもそも東京オリンピックが延期になるまでコロナ対策をなおざりにし、緊急事態宣言後のよくわからない東京アラートのて点灯解除の騒ぎや、6月末の再要請基準を満たしそうになってからの基準、モニタリング項目変更(必要な数値基準をなくし、そのモニタリングもやめてしまった改悪だと考えます。)という首をひねるような施策を繰り返します。

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さらに6月下旬以降感染者が週単位で倍になるほど増加したにもかかわらず、「夜の街に多い」、「若い人が多いので大丈夫」、「検査数が増えているので感染者も増加している」などと言い訳めいた言葉を繰り返し、ホストクラブを甘やかすかのような甘い対策で終わったことは見過ごせません。

しかし、多くの人はここまで見ていないようです。

この敵を作り戦う姿勢が単純に評価されていることは、アンケート結果でも、

立憲民主党の支持層の30%あまりからも支持、特に支持している政党はないいわゆる無党派層からも最も多い50%あまりの支持

 で、安倍内閣に対する批判票が小池さんを支持した影響は大きいものと思います。

理由3 有権者の大半は深く物事を考えていない(ポピュリズム

 上で述べたように、小池都知事の都政にはコロナ対応の失敗をはじめ多くの問題があるのですが、そこまで深く考えることなく、理由2のように国には向かう姿がかっこいいと支持している人や、理由1で述べたような単なる知名度だけで投票した人が相当数存在するものと思われます。

【男女・年代】NHKの出口調査では、小池さんは、男性の50%あまり、女性の60%台半ばから支持
また年代別に見ますと、小池さんは、18歳、19歳では70%台後半、20代では40%台後半、30代ではおよそ50%、40代では50%台半ば、50代では50%台後半、60代では60%あまり、70代以上の60%台後半の支持

アンケートで、特に女性、20歳前の若者、老人からの支持が多く、社会の中心を担う世代や男性など物事を客観的、批判的に考える層で比較的支持が少なかったことからも、そう言えるのではないでしょうか。

理由4 コロナウイルス対応の会見など露出が多かった

 
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結果的には都知事選3ヶ月前に東京オリンピックの延期決定や東京のコロナウィルス感染拡大が起こり、小池都知事が会見で連日テレビに写り、その発言も注目され、そればかりか東京都型の情報発信では自分でかつて仕事をしていたキャスターを務めるなど大活躍でした。

この印象が大変強かったので、圧勝という結果になったのだと思います。

出口調査で「これまでの小池都政を評価するか」を聞いたところ、「大いに評価する」が13%、「ある程度評価する」が61%、「あまり評価しない」が18%、「全く評価しない」が9%と、74%の人が「評価する」と答えました。
また「評価する」と答えた人に「小池知事の政策で最も評価するのはどれか」を聞いたところ、最も多いのが「新型コロナウイルス対策」で63%、次いで「東京オリンピックパラリンピックへの取り組み」が13%、「待機児童対策」が8%、「築地市場豊洲移転の対応」が5%となっています。

それだけコロナウィルス対応の姿が印象に残っているということ。

効果的な選挙運動になってしまったようです。

ただ、大いに評価しているわけではなく、目立ったのでなんとなく評価するということだと思います。

理由5 マスコミが小池都政の実態を伝えなかった

 今回の選挙はテレビ討論が行われない、小池さんがコロナ対応に専念するためということで(何をやっていたのでしょうか)街頭演説に立たないため、公平を期してテレビニュースで他の候補者の演説の姿もあまり放送されなかったことも、現職の小池さんに有利に働いたようです。

それ以上に、上に述べたコロナウィルス対応での失策の繰り返し、さらに言えば、築地移転のゴタゴタ、希望の党フィーバー時の排除発言での失速、解党、公約の実現度合いなど4年間の都政の評価等々について、マスコミがほとんど報道しなかったことも、小池さんの圧勝に大きく貢献しています。

選挙直前に「女帝小池百合子」が発刊されたましたが、あまり報道されませんでした。

理由3で書いたポピュリズムの中、マスコミは都民に正確な情報を発信しなければならなかったのに、それが十分行われませんでした。

それが小池さんになんとなく投票した人々を数多く生んだのでしょう。

 

まとめ

以上のように、今回の選挙は選挙直前に偶然コロナウィルス対応が発生し、小池さん得意の情報発信が大量に発生し、その結果小池劇場が成功したと推測されます。

筆者が考えても、他の候補者と比較すれば、消去法で小池さんが残ることは確実でした。

この点は自民党の二階幹事長が小池支持をうちだし、独自の候補者を立てなかった影響が大きいでしょう。今の自民党では勝てなかったとも思いますが…

しかし、彼女に投票すべきではなかった。

1400万人の命を預かる巨大都市の首長として彼女がふさわしいとは思えません。

結果的に小池さんが選ばれるとしても、圧勝させてはいけなかった。

小池氏を批判する意味で、宇都宮氏でも山本氏でも小野氏でもいいので他の候補者に入れても良かった。今回限りは、投票する人がいないので棄権するという選択肢もありました。

残念です。

愚論でした。長文お読みいただきありがとうございました。

 


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引用元↓

都知事選 NHKの出口調査から|NHK 首都圏のニュース

ニュース記事はいずれ消えてしまうので、転載させていただきます。

都知事選 NHKの出口調査から
07月05日 20時02分

NHKは投票日の5日、東京都知事選挙での有権者の投票行動や政治意識を探るため、都内32か所の投票所で投票を終えた有権者2845人を対象に出口調査を行い、62%にあたる1763人から回答を得ました。
一方、4日までに有権者のおよそ15%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査の対象になっていません。

NHKが行った出口調査によりますと、東京都知事選挙は、無所属で現職の小池百合子さん(67)が、いずれも新人で、立憲民主党共産党社民党の支援を受けた日弁連=日本弁護士連合会の元会長、宇都宮健児さん(73)、日本維新の会が推薦した熊本県の元副知事、小野泰輔さん(46)、れいわ新選組の代表、山本太郎さん(45)など、ほかの候補を大きく引き離してきわめて優勢です。

【支持政党】
出口調査でふだん支持している政党を聞いた結果、各党の支持率は、「自民党」が33%、「立憲民主党」が7%、「国民民主党」が1%、「公明党」が4%、「日本維新の会」が4%、「共産党」が4%、「れいわ新選組」が2%、都民ファーストの会」が1%、「特に支持している政党はない」が42%となっています。
支持政党別に、どの候補者に投票したのか見てみますと、自民党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは小池さんで70%台後半を占めました。
立憲民主党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは宇都宮さんで40%あまり、次いで、30%あまりが小池さん、10%台後半が山本さんを支持しました。
公明党と答えた人の90%台半ばが小池さんを支持しました。
日本維新の会と答えた人のおよそ40%が小野さんを支持し、20%台後半が小池さんを支持しました。
共産党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは宇都宮さんで60%台後半、次いでおよそ20%が小池さん、およそ10%が山本さんを支持しました。
特に支持している政党はないと答えた無党派層のうち、最も多くの支持を集めたのは小池さんで50%あまり、次いで、10%台後半が宇都宮さん、10%あまりが小野さんと山本さんを支持しました。

【男女・年代】
NHKの出口調査では、小池さんは、男性の50%あまり、女性の60%台半ばから支持を集めました。
また年代別に見ますと、小池さんは、18歳、19歳では70%台後半、20代では40%台後半、30代ではおよそ50%、40代では50%台半ば、50代では50%台後半、60代では60%あまり、70代以上の60%台後半の支持を集め、すべての年代で最も支持されました。

出口調査からみる勝因】
小池さんは、今回の選挙で政党の推薦や支持を求めませんでしたが、自民党公明党の支持層から最も多くの支持を集めたのに加え、特に支持している政党はない無党派層からも最も多くの支持を集めて当選を確実にしました。
NHKの出口調査によりますと、小池さんは自民党の支持層の70%台後半、公明党の支持層の90%台半ばに加えて、立憲民主党の支持層の30%あまりからも支持を得たほか、特に支持している政党はないいわゆる無党派層からも最も多い50%あまりの支持を集めました。
また、「これまでの小池都政を評価するか」を聞いたところ、「大いに評価する」、「ある程度評価する」と答えた人は、74%に達しました。
さらに「評価する」と答えた人のうち、63%の人が、小池さんの政策のうち「新型コロナウイルス対策」を最も評価すると答え、出口調査の結果からは、ウイルスの感染拡大への対応も支持を集めた背景にあることがうかがえます。

【都政への評価】
出口調査で「これまでの小池都政を評価するか」を聞いたところ、「大いに評価する」が13%、「ある程度評価する」が61%、「あまり評価しない」が18%、「全く評価しない」が9%と、74%の人が「評価する」と答えました。
また「評価する」と答えた人に「小池知事の政策で最も評価するのはどれか」を聞いたところ、最も多いのが「新型コロナウイルス対策」で63%、次いで「東京オリンピックパラリンピックへの取り組み」が13%、「待機児童対策」が8%、「築地市場豊洲移転の対応」が5%となっています。

【五輪・パラ】
出口調査で「来年7月からに延期された東京オリンピックパラリンピックを開催すべきだと思うか」聞いたところ、「開催すべき」が27%、「中止すべき」が36%、「さらに延期すべき」が17%、「わからない」が21%でした。

【内閣支持】
出口調査で、安倍内閣を支持するかどうか聞いたところ、「支持する」が39%、「支持しない」が61%でした。

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