「この病気の怖さというのは、WHO(世界保健機関)が出している数字にもありますが、8割の人は本当に軽いんです。歩けて、動けて、仕事にもおそらく行けてしまう。ただ残り2割の方は確実に入院が必要で、全体の5%の方は集中治療室に入らないと助けられない。
僕が現場で患者さんを診ていてよく分かるのは、悪くなる時のスピードはものすごく早い。1日以内、数時間で、それまで話せていたのにどんどん酸素が足りなくなって、酸素をあげても駄目になって、人工呼吸器をつけないと助けられない状況になる。それでも間に合わなくて、人工心肺をつけないと間に合わない、ということが目の前で一気に起きる。ものすごく怖いです。かかった方は、特に持病がある方にはそういうことが起こる」(2020.4月小池都知事会見での国際感染症センター大曲先生のコメントより引用)