keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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地球温暖化と台風の大型化2

先日書いた台風の大型化についての続きです。

ひるおびなどで気象予報士が言っていたのだと思いますが、

地球温暖化で海面温度が上昇

② そのために台風が発達、大型化、強力化

という説明には感覚的によく理解できるのです。

なので、本当に科学的根拠がないと言えるのか調べてみました。

 

結論は、

地球温暖化により海面温度は上昇している

「日本近海における、2018年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.12℃/100年です。 この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.54℃/100年)よりも大きく、日本の気温の上昇率(+1.21℃/100年)と同程度の値です。」

気象庁 | 海洋の健康診断表 海面水温の長期変化傾向(日本近海)

海水温の上昇止まらず、2018年またも観測史上最高を更新:私たちにできることはあるのか? | THE SURF NEWS「サーフニュース」

 

● 海面温度の上昇と台風の発達には相関関係がある

「海面水温が高いほど大気中に含まれる水蒸気の量は多くなり、より多くの水蒸気が上空へ運ばれるため、台風の勢力はより強くなると考えられています。」

気象庁気象研究所 台風研究部

【台風19号】高水温で発達「強大」台風、温暖化で確率上昇も - 産経ニュース

 

● ただし、先日記載したとおり、台風の発生頻度は10~20年周期で変動があることから、温暖化と台風の発生・強力化についての検証はまだ不十分

というのが正確だと思います。

 

したがって、「地球温暖化と台風の強力化には科学的根拠がない」という主張は、一面的な主張で明らかな間違いです。「地球温暖化と台風の強力化には相関関係があると思われるが、現時点では科学的検証は必ずしも十分ではない」というのが正確でしょう。

 

 

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